令和5年12月26日、
NPO法人 いばらき救命教育・AEDプロジェクト主催
「冬休み!オンライン心肺蘇生・AED教職員研修 ~ シミュレーション研修 ~」
を開催しました。
NPO法人 いばらき救命教育・AEDプロジェクトでは、令和3年度より「オンライン心肺蘇生・AED教職員研修」を開催しております。本年度より、新たな取り組みとして「シミュレーション研修」を企画しました。
これは、宮崎市立江南小学校で心肺停止に陥った児童が救命された事案についての動画となります。江南小学校では、養護教諭が「シミュレーション研修」を企画して、先生方みんなで実施していたそうです。茨城県内の学校でも「シミュレーション研修」を広めたいという想いから、今年度の「冬休み!オンライン心肺蘇生・AED教職員研修」として「シミュレーション研修」を導入しました。
今回の研修では、それぞれの学校で実施されたシミュレーションに対して、一方的にコメントを述べるという形式ではなく、いわゆる「主体的、対話的で深い学び」となるよう ICTツール も活用して受講者同士の意見交換もできるよう工夫した研修としました。
さらに、茨城県内の学校で広く「シミュレーション研修」を実施してもらいたいとの想いから、学校単位ではなく個人参加者(学校関係者)も募りました。今回の研修を参考にしてもらい、それぞれの学校で「シミュレーション研修」を実施していただくことを目的としました。
受講後アンケートでは、受講者の96%から大変満足・満足との回答をいただき、満足度の高い研修であったと考えております。
また、今年度の「夏休み!オンライン心肺蘇生・AED教職員研修」でもご協力いただきました 茨城大学教育学部附属特別支援学校様 には、ネット配信環境の構築など大変お世話になり感謝申し上げます。
尚、(夏休み!、冬休み!)オンライン心肺蘇生・AED教職員研修にきましては、令和6年度も開催予定です。受講を希望される学校様、先生方は、このホームページを随時ご確認いただけますと幸いです。
- 実技研修だけでなく、シミュレーション研修の大切さを改めて実感しました。
- 現場でリアルな流れを体験することで、点と点であった知識がつながったような気がします。
- 生徒にも、救命のことを指導していかなくてはいけないと感じた。
- シュミレーション研修を行う視点や進め方が分かりました。
- 実際に対応しようとすると、かなり焦ることがよく分かりました。
普段から子どもたちに、学校でするべき対応などを教えながら、(もしもの際には)自分もしっかりと救命処置を実施したいと思います。 - 実際の職場環境を考えると、現場から119番をできるように携帯電話を常に持っておく必要性を感じた。
1人でも多くの人(教職員)が適切な役割を果たせるよう、助けを求める人や場所、AEDの設置場所など大切な情報を共有しておくことが大事だと思いました。 - 本校で研修をする時も、AEDの使用する(電気ショック)までの時間を意識したい。
子どもたちが保健室ではなく、AEDのある職員室に(助けを)呼びに行けるよう毎年指導していきたい。 - 自分の知識の無さを痛感しました。もう一度,心肺蘇生の流れを確認したいと思います。
倒れた児童を発見した場合のマニュアルを作成し,常に持ち歩くことが必要だと思いました。
また、不審者避難訓練と同じように,職員や児童でシミュレーション訓練を行ってもよいと思いました。 - 事前に役割を決めないので、「めちゃくちゃ焦る」ことを体感しました。普段からの心構えや準備の大切さ、研修の必要性を理解できました。
また、一緒に働いている職員と勤務している学校を現場にして、シミュレーションをすること重要だと思いました。職員は、誰もが第一発見者になったり、最初に報告を受ける可能性があることを意識し、勤務する必要があると感じました。 - 危機管理マニュアルを見直したところ、救急車要請の判断は養護教諭→教頭と書いてあったので、管理職の許可なしに119番という文言を追加したいと思います。
- 心肺蘇生に関する校内研修は、実施することに意義があるのではなく、実際に動けるようになることが必要だと感じました。
- AEDの研修を受講したときは、個人での手技の習得を中心に学んだが、大人数(みんな)で対応するとき、実際にはどのような役割が必要なのか、より効率的に動くにはどうしたらよいかなどを考える必要があると思いました。
また、誰(みんな)がどの役割でも出来ることが必要だと実感しました。